電子契約サービスを活用すると、本当にコスト削減につながるのか?
電子契約サービスを活用する大きなメリットとして、「コスト削減」が挙げられます。本当に電子契約サービスを活用するとコスト削減につながるのでしょうか。
本記事では、電子契約サービスのコスト削減効果に関して解説致します。
1.電子契約を活用することにより削減できるコストは何か?
電子契約サービスを導入することにより、どのようなコストを削減できるのでしょうか。電子契約を導入することにより削減できるコストは下記の通りです。
(1)直接コスト(見えるコスト)
①郵送費
②印紙代
③その他(封筒・用紙・保管代など)
(2)間接コスト(見えないコスト)
①人件費
②その他
直接コストの「郵送費」や「印紙代」が代表的な例として分かりやすいのではないでしょうか。ただ意外に見過ごすことができないものが、間接コストの人件費です。
2.実際に計算した結果
それでは、実際に書面を送付した場合と電子契約を活用した場合のコストの計算結果を下記記載いたします。
(1)書面の場合
1通あたり670円 + 印紙代
(2)電子契約の場合
1通あたり603円
①Acrobat Sign(旧 Adobe Sign)1トランザクション(1送信)代 528円(税込)
②人件費 75円(時給1,500円の方が3分作業した場合の金額です。)
上記ご覧頂いてお分かりの通り、「書面 > 電子契約」となります。印紙代が発生する場合は、より大きなコスト削減効果を得ることが可能です。
下記は、株式会社ネオキャリアが「電子契約サービス導入状況の実態調査」で発表した、電子契約を活用している企業のコスト削減効果のアンケートグラフです。
1万円以上のコスト削減効果がみられた企業が62.0%となっております。また「分からない」が26.6%存在するため、実際はさらにこの割合が高まる可能性があります。
つまり試算上も実際もコスト削減効果が出る可能性が高いということです。
3.まとめ
本記事では、電子契約サービスのコスト削減効果に関して解説致しました。
「2.実際に計算した結果」で記載しておりますが、印紙代が無くとも電子契約のコスト削減効果は得られると考えられます。また、電子契約はそれ以外にも様々なメリットがあるので、是非ご活用ください。